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パタンナーが口にするエレガンスメゾンの誇り – TAE ASHIDA

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タエアシダは今期25周年ということで、一層の華やかさと共にコレクション内容への注目も一入。
独自のメゾンを国内に持ち、40年間ずっとタエアシダの元で働くパタンナーのコメントからは、ここに属し作品に携わることへの誇りが感じられた。メゾンを持つブランドは丹精込めた1着を作っている。多くのセレブリティを魅了させ続けるのはそうしたブランドなのだろう。
エレガンスラインはどの時代も女性が憧れてやまない存在であることに変わりない。ただ、エレガンスな格好をした人をいま、どれだけ見かけるだろう。

タエアシダのファーストルックは真っ白なカラーリング。ゆるやかなシルエットにまとう、ストライプ・ボーダモチーフは足元にも取り入れられ、全体のバランスとしてのエッジとなっている。

また、終盤に登場するイブニングドレスでは、手で触ることでグラフィティされたようなブラックorシャイニーカラーのペイントが浮かび上がり、見る人をあっと驚かせる異素材が使用された。

洋服への関心はイコール自身の発信力、強調の意欲と重なる。ファッションへの関心が薄れていくことの意味を知ることは現代人の意識の移り変わりや課題を知ることのきっかけになっている気がしている。また、大事なこだわりの一着を意識的に買い、長く使い続けることはとてもエレガントなスタイルに思える。これからは日本の現代女性の社会進出が目覚しく、あらためてあの頃の時代のような街が華やかに彩られることに夢を馳せる。

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